エドラダワー・バレッヒェンの違い|ピート50ppmと樽の使い分け
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最終更新 2026-09-29
エドラダワーとバレッヒェンは、どちらもエドラダワー蒸溜所で造られるシングルモルトです。バレッヒェンはフェノール値50ppm以上の麦芽で造るヘビーピーテッド原酒で、熟成の樽もエドラダワーがシェリー樽を優先するのに対し、バレッヒェンはバーボン樽が主体です。
早見表
| 銘柄 | 麦芽のピート | 主に使う樽 | 代表的なボトル |
|---|---|---|---|
| エドラダワー | 公式の商品説明に記載なし | シェリー樽を優先 | エドラダワー10年(公式の現行品は46%・オロロソシェリー樽) |
| バレッヒェン | 50ppm以上 | バーボン樽が主体 | バレッヒェン10年(46%・バーボン樽主体にオロロソシェリー樽の原酒を加える) |
エドラダワー
エドラダワー蒸溜所は2002年、独立瓶詰め業者のシグナトリーヴィンテージに買収されました。scotchwhisky.comによると、買収以降、エドラダワーの新酒はシェリー樽で熟成させることを優先しています。
公式サイトのクラシックレンジ(2026年9月時点)に並ぶ10年は2種類です。「10年 ディスティラリーエディション 200イヤーズエディション」はオロロソシェリー樽100%、「10年 アンチルフィルタード」はオロロソシェリー樽1樽からの瓶詰めで、どちらも46%、冷却濾過なし・無着色です。ただし10年アンチルフィルタードの個別の商品ページには「No longer available」と表示されており、一覧の在庫表示と食い違っています。12年の「カレドニア」(46%)も、オロロソシェリー樽で全期間を熟成させたボトルです。
麦芽のフェノール値は、公式サイトの商品説明にもscotchwhisky.comにも記載がありません。Wikipediaはバレッヒェンを、エドラダワーのヘビーピーテッド版と書いています。
日本の正規輸入元は、一次資料では確認できていません。
バレッヒェン
公式サイトは、バレッヒェンを2003年からエドラダワー蒸溜所で造っているヘビーピーテッド原酒と説明しています。麦芽のフェノール値は50ppm以上です。Wikipediaによると、生産は週に2日です。
最初のバレッヒェンは2006年に発売され、2007年にはマデイラ樽で熟成させたものが出ました。10年は2014年の発売です。scotchwhisky.comは、バレッヒェンはバーボン樽のほうが原酒の個性が出るとされている、と書いています。10年も、主にバーボン樽の原酒にオロロソシェリー樽の原酒を加えた構成で、46%、冷却濾過なし・無着色で瓶詰めされています。
名前は、近くにあったバレッヒェン蒸溜所に由来します。この蒸溜所は1810〜1927年に操業していました。
日本の酒販店では「バレッヒェン」の表記で売られており、こみや酒店の商品名は「エドラダワー バレッヒェン 10年 ヘビーピーテッド」です。正規輸入元は確認できていません。
飲み比べるなら
ピートの弱い順に、エドラダワー10年、バレッヒェン10年と並べます。2本とも46%なので、度数の差は入りません。
ただし樽の構成も違います。公式サイトの10年 ディスティラリーエディションはオロロソシェリー樽100%、バレッヒェン10年はバーボン樽が主体です。この2本の差には麦芽のピートと樽の両方が含まれ、ピートの差だけを取り出して比べる組み合わせではありません。バレッヒェン10年に加えたシェリー樽の原酒について、公式は深みと複雑さを増すためと説明しています。
よくある誤解
バレッヒェンは別の蒸溜所の原酒? バレッヒェン蒸溜所は1810〜1927年に操業した蒸溜所で、現存しません。現在のバレッヒェンはエドラダワー蒸溜所で造られています。ブランドを復活させた年は、Wikipediaが2002年、公式サイトが蒸溜の開始を2003年としており、1年ずれています。
「バレッヒン」と「バレッヒェン」 同じ銘柄の表記ゆれです。日本の酒販店の商品名は「バレッヒェン」が多く使われています。
出典
- https://www.edradour.com/ballechin-10-year-old
- https://edradour.com/edradour-10-year-old-distillery-edition
- https://www.edradour.com/shop/whisky-ranges/classic-range
- https://www.edradour.com/edradour-10-year-old-unchillfiltered
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/1840/edradour/
- https://en.wikipedia.org/wiki/Edradour_distillery
- https://en.wikipedia.org/wiki/Ballechin_distillery
- https://www.komiyasaketen.co.jp/view/item/000000003891
エドラダワー蒸溜所が出している2つの銘柄
エドラダワー蒸溜所は、蒸溜所と同じ名前のエドラダワーと、ヘビーピーテッドのバレッヒェンの2銘柄を出しています。分けているのは麦芽のピート(バレッヒェンは50ppm以上)と熟成の樽で、エドラダワーはシェリー樽を優先し、バレッヒェンはバーボン樽が主体です。
| 銘柄 | 麦芽のピート | 主に使う樽 | 代表ボトルの度数 | 代表的なボトル | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| エドラダワーEdradour | 非公表 | シェリー樽を優先 | 46%(10年) | エドラダワー10年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
| バレッヒェンBallechin | 50ppm以上 | バーボン樽が主体 | 46%(10年) | バレッヒェン10年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
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よくある質問
- バレッヒェンはエドラダワーと同じ蒸溜所で造られていますか?
- はい。公式サイトは、バレッヒェンを2003年からエドラダワー蒸溜所で造っているヘビーピーテッド原酒と説明しています。Wikipediaによると生産は週に2日です。名前の元になったバレッヒェン蒸溜所は1810〜1927年に操業していた蒸溜所で、現存しません。
- 「バレッヒン」と「バレッヒェン」はどちらの表記が一般的ですか?
- 同じ銘柄の表記ゆれです。日本の酒販店の商品名は、こみや酒店、武蔵屋、酒商のより、円山屋、武川蒸留酒販売のいずれも「バレッヒェン」でした。英語の綴りはBallechinです。
- バレッヒェンのピートはどのくらいですか?
- 公式サイトによると、麦芽のフェノール値は50ppm以上です。熟成はバーボン樽が主体で、10年は主にバーボン樽の原酒にオロロソシェリー樽の原酒を加え、46%で瓶詰めしています。