トミントールとオールドバランテュランの違い
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最終更新 2026-09-29
トミントールとオールドバランテュランは、スペイサイドの同じトミントール蒸溜所の銘柄で、オールドバランテュランは公式がヘビーピートと説明するピーテッドの銘柄です。蒸溜所の通常の原酒はピートを使わず、ピーテッド麦芽はフェノール値55ppmで仕込まれています。
蒸溜所は1965年に建てられ、2000年からアンガス・ダンディー・ディスティラーズ社が所有しています。蒸溜器はウォッシュスチル2基とスピリットスチル2基の計4基で、4基ともボイルボールが付いています。生産能力は純アルコール換算で年340万リットル、仕込み水はバランテュランの泉です(scotchwhisky.com)。蒸溜所の概要はトミントールにあります。
早見表
| 銘柄 | ピート | 10年の度数 | 10年の熟成樽 | 代表的なボトル |
|---|---|---|---|---|
| トミントール | 通常の原酒はノンピート | 40% | アメリカンオークのex-バーボンバレルのみ | トミントール 10年 |
| オールドバランテュラン | ヘビーピート。蒸溜所のピーテッド麦芽は55ppm | 50%。ノンチルフィルター、ナチュラルカラー | アメリカンオークのex-バーボンバレルのみ | オールドバランテュラン 10年 |
トミントール
蒸溜所の名前をそのまま使う主力の銘柄です。scotchwhisky.comは、通常の原酒にはピートを使わないと記載しています。10年はアメリカンオークのex-バーボンバレルだけで熟成し、40%で瓶詰めしています。公式は、蜂蜜とシトラスが合わさった甘くフルーティーでバニラの風味と説明しています。
トミントール名義にもピーテッドはあります。アンガス・ダンディーの公式ショップには「Tomintoul Peated」が載っていて、Wikipediaはピーテッドとノンピートの原酒を合わせた「Peaty Tang」をトミントールの製品として記載しています。この2つのppmは出典では確認できていません。日本の正規輸入元も、今回の出典では確認できていません。
オールドバランテュラン
2005年に発売されたピーテッドの銘柄で、scotchwhisky.comはトミントール蒸溜所で造るピーテッドのシングルモルトと説明しています。公式は、スペイサイドでは珍しいヘビーピートのシングルモルトと説明しています。
公式ショップには年数表記なしの50%、10年、15年の3種が載っています。10年はトミントール10年と同じくアメリカンオークのex-バーボンバレルだけで熟成し、50%、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーで瓶詰めしています。scotchwhisky.comも、年数表記なしと10年はどちらも50%でチルフィルターをかけずに瓶詰めしていると記載しています。
名前の由来は出典で説明が分かれます。公式は蒸溜所の水源「バランテュランの泉」から取ったとし、scotchwhisky.comは蒸溜所の西側にあった旧集落バランテュランに由来するとしています。ブランドの所有名義「The Ballantruan Whisky Company」は、2005年にアンガス・ダンディーの所有者ヒルマン家が設立したブレンダーで、トミントール蒸溜所内に拠点を置き、いまは休止法人です。日本の輸入元と日本の市場での表記は確認できていないため、カタカナは音訳です。
飲み比べるなら
10年同士を並べると、公式の説明では熟成樽がどちらもアメリカンオークのex-バーボンバレルのみで、違いとして示されているのはピートと度数です。
1. トミントール 10年:通常の原酒はノンピート、40%2. オールドバランテュラン 10年:ヘビーピート、50%、ノンチルフィルター
度数が10ポイント違うため、そろえて比べる場合はオールドバランテュラン10年30mlに水7.5mlを足すと、計算上は約40%になります。トミントール名義のピーテッドを2本の間に置く並べ方もありますが、そのピートの強さは出典で確認できていません。
よくある誤解
オールドバランテュランは、バランテュランという別の蒸溜所の酒ではありません。トミントール蒸溜所で造るヘビーピートの原酒の名前で、由来とされる泉も旧集落も蒸溜所ではありません。
「The Ballantruan Whisky Company」も独立した蒸溜所ではなく、トミントール蒸溜所内に拠点を置いたブレンダーです。
トミントールのピーテッドはオールドバランテュランだけ、というのも誤りです。トミントール名義にも「Tomintoul Peated」や「Peaty Tang」があります。
出典
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/1902/tomintoul/
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/2068/old-ballantruan/
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/2646/the-ballantruan-whisky-company/
- https://www.angusdundee.co.uk/collections/tomintoul
- https://www.angusdundee.co.uk/collections/old-ballantruan
- https://www.angusdundee.co.uk/products/tomintoul-10-year-old
- https://www.angusdundee.co.uk/products/old-ballantuan-10-year-old
- https://en.wikipedia.org/wiki/Tomintoul_distillery
トミントール蒸溜所が出している2つの銘柄
トミントール蒸溜所は、蒸溜所名のトミントールと、ヘビーピートのオールドバランテュランの2銘柄を出しています。通常の原酒はノンピートで、ピーテッド麦芽はフェノール値55ppm、10年同士では度数が40%と50%です。
| 銘柄 | ピート | 10年の度数 | 10年の熟成樽 | 代表的なボトル | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| トミントールTomintoul | 通常の原酒はノンピート(ピーテッド品もあり) | 40% | アメリカンオークのex-バーボンバレルのみ | トミントール 10年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
| オールドバランテュランOld Ballantruan | ヘビーピート(蒸溜所のピーテッド麦芽は55ppm) | 50%(ノンチルフィルター、ナチュラルカラー) | アメリカンオークのex-バーボンバレルのみ | オールドバランテュラン 10年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
家で試すなら
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よくある質問
- オールドバランテュランはどこの蒸溜所のウイスキーですか?
- スペイサイドのトミントール蒸溜所です。2005年に発売されたヘビーピートの銘柄で、バランテュランという蒸溜所はありません。名前の由来は、公式が蒸溜所の水源バランテュランの泉、scotchwhisky.comが蒸溜所の西側の旧集落と説明しています。
- オールドバランテュランのピートは何ppmですか?
- scotchwhisky.comによると、トミントール蒸溜所のピーテッド麦芽はフェノール値55ppmです。銘柄ごとのppmは出典では確認できていません。通常のトミントールの原酒にはピートを使いません。
- トミントールにピーテッドはありますか?
- あります。アンガス・ダンディーの公式ショップに「Tomintoul Peated」が載っていて、Wikipediaはピーテッドとノンピートの原酒を合わせた「Peaty Tang」をトミントールの製品として記載しています。