アードベッグの種類|10年・ウーガダール・コリーヴレッカン・アン・オー

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最終更新 2026-09-30

目次
  1. 早見表
  2. 10年とウィー・ビースティー
  3. ウーガダールとコリーヴレッカン
  4. アン・オーとトゥルーダーニッシュ
  5. フェノール値
  6. 買うときに見るところ
  7. 出典

アードベッグの定番は、年数表記のある10年とウィー・ビースティー5年、年数表記のないウーガダール、コリーヴレッカン、アン・オーで、2026年9月には15年のトゥルーダーニッシュが加わりました。違いは主に樽と度数で、10年はバーボン樽の46.0%、ウーガダールはバーボン樽とオロロソ・シェリー樽の54.2%、コリーヴレッカンはバーボン樽とフレンチオークの新樽の57.1%、アン・オーは3種類の樽の原酒を合わせた46.6%です。

表記は日本の輸入元モエ ヘネシー ジャパンの商品名に合わせています。酒販店や通販では「アードベック」、銘柄名も「ウイゲダール」「コリーブレッカン」「アンオー」「アン・オア」「ウィービースティ」などの書き方が見られます。ウーガダールの読みは、蒸溜所の公式サイトが英語で「Oog-a-dal」と示しています。

早見表

商品名(輸入元の表記)年数表記樽度数
ウィー・ビースティー 5年5年バーボン樽、オロロソ・シェリー樽47.4%
10年10年バーボン樽46.0%
アン・オーなしペドロヒメネス・シェリー樽、内側を焦がした新樽、バーボン樽46.6%
ウーガダールなしバーボン樽、オロロソ・シェリー樽54.2%
コリーヴレッカンなしアメリカンオークのバーボン樽、フレンチオークの新樽57.1%
トゥルーダーニッシュ 15年15年バーボン樽、内側を焦がした新樽、オロロソ・シェリー樽48.8%

度数と樽は、蒸溜所の公式サイト(英国向け)の製品ページによります。トゥルーダーニッシュは輸入元のプレスリリースの値です。トゥルーダーニッシュ以外の5本は、公式サイトに冷却濾過をしていないと明記されています。

蒸溜所の公式サイトは、この6本に25年を加えた7本をコアレンジに並べています(2026年9月時点)。一方、輸入元が2026年9月2日の発表でコアレンジとして紹介したのは、ウィー・ビースティー5年、10年、ウーガダール、コリーヴレッカンの4本と、2027年春に日本で発売予定のトゥルーダーニッシュ15年でした。

10年とウィー・ビースティー

アードベッグはアイラ島南岸の蒸溜所で、公式の年表では1815年にジョン・マクドゥーガルが免許を取って創業しています。1981年に閉鎖され、1987年にアライド・ライオンズの傘下に入った2年後、ブレンダー向けに小規模な蒸溜を再開しました。1991年に再び閉鎖された後、1997年にグレンモーレンジィ社が買い取り、通年の生産を始めました。同社とともに、いまはLVMHに属しています。グレンモーレンジィの定番はグレンモーレンジィの種類にまとめています。

10年は、再開後の2000年に発売された銘柄です。樽はバーボン樽だけで、度数は46.0%。公式の年表は、ピートの力強さと花のような甘さの釣り合いをこの銘柄の特徴に挙げています。

ウィー・ビースティー5年は、バーボン樽とオロロソ・シェリー樽で5年熟成させた47.4%の銘柄です。日本では2020年7月14日に700mlで発売されました。スコッチウイスキー規則(2009年)では、ラベルの年数は中身の原酒のうち最も若いものの年数を指します。決まりの詳細はスコッチの年数表記にまとめています。

ウーガダールとコリーヴレッカン

2本とも年数表記がなく、度数が50%を超えます。輸入元は2本を「カスク・ストレングス」と紹介しています。分かれるのは、組み合わせる2つ目の樽です。

ウーガダールは、バーボン樽とオロロソ・シェリー樽の原酒を使う54.2%の銘柄です。公式サイトによると、名前はゲール語で「暗く神秘的な場所」を意味します。蒸溜所は仕込み水をウーガダール湖から引いています。

コリーヴレッカンは、アメリカンオークのバーボン樽とフレンチオークの新樽の原酒を使う57.1%の銘柄です。名前はアイラ島とジュラ島の北にある渦潮から取られています。スコッチウイスキーの専門誌scotchwhisky.comは、コリーヴレッカンが2009年に常設の銘柄に加わったと書いています。

蒸溜所は製法の紹介で、ウーガダールの性格はオロロソ・シェリーの樽から、コリーヴレッカンの性格はフレンチオークの新樽から来ると説明しています。

アン・オーとトゥルーダーニッシュ

アン・オーは、ペドロヒメネス・シェリー樽、内側を焦がした新樽、バーボン樽で熟成した原酒を、蒸溜所の「ギャザリング・バット」と呼ぶフレンチオークの大きな槽で合わせた46.6%の銘柄です。scotchwhisky.comによると2017年8月に発表され、2009年のコリーヴレッカン以来の常設銘柄の追加でした。名前は、大西洋の荒波から蒸溜所を守るオア半島から来ています。

トゥルーダーニッシュは、2026年9月15日に発売された15年の銘柄です。The Spirits Businessは、15年の銘柄がアードベッグのコアレンジに入るのは初めてだと伝えています。樽はバーボン樽、内側を焦がした新樽、オロロソ・シェリー樽で、度数は48.8%。輸入元は、日本では2027年春に700mlで発売する予定と発表しています。

フェノール値

蒸溜所の公式サイトは、使う麦芽を最低55ppmまでピートで焚いていると説明しています。輸入元の紹介ではピートレベルを50〜65ppmとし、限定品には100ppmを超えるものもあると書いています。

蒸溜所が示す55ppmは麦芽のフェノール値で、瓶の中のウイスキーを測った数字ではありません。公式の製品ページに銘柄ごとのppmは載っていません(2026年9月時点)。麦芽のppmが蒸溜や熟成でどう変わるかはピートのppmの記事にまとめています。同じ南岸に並ぶラフロイグ、ラガヴーリンとの違いはキルダルトンの3蒸溜所で比べています。

買うときに見るところ

  • 年数表記: 年数があるのは10年、ウィー・ビースティー5年、トゥルーダーニッシュ15年です。ウーガダール、コリーヴレッカン、アン・オーはラベルに年数がありません。
  • 度数: 同じ年数表記なしでも、アン・オーは46.6%、ウーガダールは54.2%、コリーヴレッカンは57.1%で、度数で見分けられます。
  • 樽: 公式サイトの英語の説明では、Bourbon、Oloroso Sherry、PX Sherry、New French Oak、New Charred Oakといった語が樽の種類を示します。
  • 容量と取り扱い: 輸入元の公式通販店(Yahoo!ショッピング)が扱うアードベッグの定番は、2026年9月時点で10年、ウーガダール、コリーヴレッカン、ウィー・ビースティー5年の4本で、いずれも700mlです。アン・オーは、輸入元の2021年9月のプレスリリースで、10年、ウィー・ビースティー5年と200mlずつ組み合わせた数量限定の3本セット「モンスターパック」の1本(46.6度)として紹介されています。
  • パッケージ: 輸入元は、2026年末からコアレンジのパッケージを順次新しいデザインに切り替えると発表しています。

出典

  • https://www.ardbeg.com/en-gb/collections/core-range
  • https://www.ardbeg.com/en-gb/products/ardbeg-ten-years-old
  • https://www.ardbeg.com/en-gb/products/ardbeg-uigeadail
  • https://www.ardbeg.com/en-gb/products/ardbeg-corryvreckan
  • https://www.ardbeg.com/en-gb/products/ardbeg-an-oa
  • https://www.ardbeg.com/en-gb/products/ardbeg-wee-beastie
  • https://www.ardbeg.com/en-int/pages/about-the-process
  • https://www.ardbeg.com/aboutardbeg/history.html
  • https://www.lvmh.com/en/our-maisons/wines-spirits/ardbeg
  • https://www.moethennessyjapan.com/brands/ardbeg/
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000920.000006986.html
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000447.000006986.html
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000519.000006986.html
  • https://store.shopping.yahoo.co.jp/moet-hennessy-s1/a5d6a5e9a5.html
  • https://www.thespiritsbusiness.com/2026/09/ardbeg-adds-15yo-trudernish-to-core-range/
  • https://scotchwhisky.com/magazine/latest-news/15701/ardbeg-an-oa-added-to-core-range/
  • https://www.legislation.gov.uk/uksi/2009/2890/regulation/12

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よくある質問

ウーガダールとコリーヴレッカンの違いは何ですか?
どちらも年数表記がなく度数が50%を超える銘柄で、組み合わせる樽が違います。蒸溜所の公式サイトの表記では、ウーガダールはバーボン樽とオロロソ・シェリー樽で54.2%、コリーヴレッカンはアメリカンオークのバーボン樽とフレンチオークの新樽で57.1%です。日本の輸入元の公式通販店では、2本とも700mlで扱われています。
アードベッグのフェノール値は何ppmですか?
蒸溜所の公式サイトは、麦芽を最低55ppmまでピートで焚いていると説明しています。日本の輸入元の紹介ではピートレベルを50〜65ppmとしています。蒸溜所の数字は麦芽の値で、瓶詰めしたウイスキーを測った数字ではありません。銘柄ごとの値は、公式の製品ページには載っていません(2026年9月時点)。
アン・オーはどんな樽で造られていますか?
ペドロヒメネス・シェリー樽、内側を焦がした新樽、バーボン樽で熟成した原酒を、蒸溜所が「ギャザリング・バット」と呼ぶフレンチオークの槽で合わせています。年数表記はなく、度数は46.6%です。scotchwhisky.comによると、2017年8月に常設の銘柄として発表されました。

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