ブルイックラディ・ポートシャーロット・ロッホインダール・オクトモアの違い|ピート値
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最終更新 2026-09-29
ブルイックラディ、ポートシャーロット、ロッホインダール、オクトモアは、アイラ島のブルイックラディ蒸溜所が造るシングルモルトです。4銘柄は麦芽に付けるピートの量で分けられていて、公式FAQはブルイックラディをノンピート、ポートシャーロットを40PPM、オクトモアを80PPM以上としています。ロッホインダールは2007年から造っている50PPMの原酒です。
ロッホインダールは流通量が少なく、瓶詰めの多くは独立瓶詰め業者によるものです。蒸溜所自身の瓶詰めは、2015年にアイラ島の祭り(フェシュ・アイラ)向けに500本を出した例があります。
早見表
| 銘柄 | ピート | 名前の由来 | 代表的なボトル |
|---|---|---|---|
| ブルイックラディ | ノンピート | 蒸溜所名 | ザ・クラシック・ラディ 50%・年数表記なし |
| ポートシャーロット | 40PPM | 1829〜1929年のロッホインダール蒸溜所 | ポートシャーロット10年 50% |
| ロッホインダール | 50PPM | 入り江ロッホ・インダール(同名の旧蒸溜所あり) | 2007年蒸溜・2015年瓶詰めの蒸溜所瓶詰め 59.5%・500本 |
| オクトモア | 80PPM以上、エディションで異なる | オクトモア農場 | オクトモア17.1 81.0PPM・59.7% |
PPM はピートで燻した後の麦芽の値です。ポートシャーロットは、公式FAQがすべてのリリースを40PPMとしています。
ブルイックラディ
蒸溜所名をそのまま付けたノンピートの銘柄です。ザ・クラシック・ラディは50%・年数表記なしで、原料はスコットランド産大麦100%です。公式は、使う樽の種類を増やし続けていること、バッチごとに中身が少しずつ違うこと、ボトルのコードでそのバッチの樽構成を確かめられることを説明しています。冷却濾過と着色はせず、アイラ島で熟成し、島の湧水で瓶詰めしています。
日本ではレミー コアントロー ジャパンが2013年4月1日から輸入販売しています。同社は2025年のリリースで「ブルックラディ蒸留所」と表記しています。
ポートシャーロット
名前は、ブルイックラディの約2マイル南のポートシャーロット村で1829〜1929年に操業したロッホインダール蒸溜所を記念したものです。ブルイックラディ蒸溜所での生産開始は2001年5月29日です。
ポートシャーロット10年は10年・50%、原料はスコットランド産大麦100%です。公式は、背が高く首の細いスチルでゆっくり蒸溜し、ヘザーを思わせるバーベキューのような煙の香りに仕上げると説明しています。日本では2016年12月12日に、レミー コアントロー ジャパンがポートシャーロット10年 セカンド・エディション(50度・700ml)を発売しました。
オクトモア
最初の蒸溜は2002年9月23日で、初回バッチの麦芽は80.5ppmでした。初リリースは2008年の6,000本です。名前は、ポートシャーロット村を見下ろす丘の上のオクトモア農場から来ています。この農場の土地では1816〜1852年に同じ名前の蒸溜所が操業していました。
毎年新しいエディションが出て、ppm も原料もエディションごとに違います。
- 17.1: 2026年9月発売。81.0PPM・59.7%、スコットランド本土産のコンチェルト種大麦100%、ファーストフィルのバーボンバレルで熟成。
- 15.3: 307.2PPM・61.3%・5年。蒸溜所から2マイルのオクトモア農場で育てた大麦を使用。
- 16.1: 日本では2025年9月16日に出荷開始。101.4PPM・59.3%・5年、希望小売価格は税抜20,500円。
17シリーズの日本での発売は確認できていません。当サイトにはオクトモア14.1のページもあります。
ロッホインダール
ブルイックラディ蒸溜所は、2007年11月と12月にピート50PPMの原酒を蒸溜し、ロッホインダールと名付けました。ポートシャーロット(40PPM)とオクトモア(80PPM以上)の間の強さです。その後も2009年、2010年などに蒸溜した原酒が瓶詰めされています。
名前は、蒸溜所が面する入り江ロッホ・インダールと同じです。1829〜1929年にはポートシャーロット村に同じ名前の蒸溜所があり、ポートシャーロットの名はこの旧蒸溜所を記念したものです。2015年の蒸溜所瓶詰めは、ポートシャーロット村の外れにある1869年建造のロッホインダール灯台にちなむと説明されています。
蒸溜所自身の瓶詰めは、2015年のフェシュ・アイラ向けの「Lochindaal 2007」(59.5%・50cl・500本、蒸溜所長と副蒸溜所長の署名入り)があります。流通しているボトルの多くは独立瓶詰め業者によるもので、ザ・ブティッキー・ウイスキー・カンパニーやトリ・カラーなどが出しています。トリ・カラーの16年は2009年蒸溜・2025年瓶詰め、57.9%です。日本の酒販店では「ブルックラディの第4ブランド」と紹介されています。
飲み比べるなら
ピートの少ない順に、ザ・クラシック・ラディ(ノンピート)、ポートシャーロット10年(40PPM)、ロッホインダール(50PPM)、オクトモア(80PPM以上)と並べる方法があります。ロッホインダールは瓶詰めごとに年数・樽・度数が違うので、手元のボトルのラベルで確かめてください。最初の2本はどちらも50%・スコットランド産大麦100%で、原料と度数がそろっています。違いはピートのほかに、ポートシャーロット10年が10年表記、ザ・クラシック・ラディが年数表記なしという点です。
オクトモアは度数が59%台と高く、ppm もエディションで81.0から307.2まで開きがあります。比べるときは、手元のエディションの PPM を公式の製品ページで確かめてください。
よくある誤解
- 「ロッホインダール」には、1829〜1929年にポートシャーロット村にあった旧蒸溜所と、ブルイックラディが2007年から造っている50PPMの原酒の2つの意味があります。現在流通しているボトルは後者です。
- ポートシャーロットは旧ロッホインダール蒸溜所の原酒を引き継いだものではありません。2001年からブルイックラディ蒸溜所で造っている原酒で、旧蒸溜所から借りたのは記念の意味での名前です。
- 「ブルックラディ」と「ブルイックラディ」は同じ Bruichladdich の表記違いです。輸入元は現在「ブルックラディ」と書き、販売店では両方が使われています。
出典
- https://www.abbeywhisky.com/products/bruichladdich-lochindaal-2007-heavily-peated-50ppm
- https://masterquill.com/category/single-malt-whisky/lochindaal-bruichladdich/
- https://dearwhisky.com/product/lochindaal-16yo/
- https://www.masterofmalt.com/whiskies/bruichladdichl/lochindaal-that-boutiquey-whisky-company-whisky/
- https://www.bruichladdich.com/pages/faqs
- https://us.bruichladdich.com/products/bruichladdich-the-classic-laddie
- https://www.bruichladdich.com/products/port-charlotte-10
- https://www.bruichladdich.com/products/octomore-17-1
- https://www.bruichladdich.com/products/octomore-15-3
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/2074/port-charlotte/
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/2067/octomore/
- https://news.nissyoku.co.jp/news/umetsu20130125051003390
- https://www.bar-times.com/contents/48036/
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000330.000016452.html
- https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/category/ct816
ブルイックラディ蒸溜所が出している4つの銘柄
ブルイックラディ蒸溜所はウイスキーをブルイックラディ、ポートシャーロット、ロッホインダール、オクトモアの4銘柄で出しており、麦芽のピートの量(ノンピート・40PPM・50PPM・80PPM以上)で分けています。ロッホインダールは流通量が少なく、瓶詰めの多くは独立瓶詰め業者によるものです。
| 銘柄 | ピート | 名前の由来 | 代表ボトルの度数 | 代表的なボトル | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| ブルイックラディBruichladdich | ノンピート | 蒸溜所名 | 50%(ザ・クラシック・ラディ) | ザ・クラシック・ラディ | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
| ポートシャーロットPort Charlotte | 40PPM(全リリース共通) | ロッホインダール蒸溜所(1829〜1929年)の記念 | 50%(10年) | ポートシャーロット10年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
| ロッホインダールLochindaal | 50PPM(2007年11〜12月に初蒸溜) | 入り江ロッホ・インダール。1829〜1929年に同名の蒸溜所があった | 59.5%(2007年蒸溜・2015年の蒸溜所瓶詰め) | ロッホインダール(独立瓶詰め各種) | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
| オクトモアOctomore | 80PPM以上(エディションで異なる。17.1は81.0PPM) | オクトモア農場(1816〜1852年に同名の蒸溜所) | 59.7%(17.1) | オクトモア17.1 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
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よくある質問
- ポートシャーロットとオクトモアはブルイックラディと同じ蒸溜所ですか。
- はい。どちらもアイラ島のブルイックラディ蒸溜所で造られています。ポートシャーロットは2001年5月29日に生産が始まり、オクトモアは2002年9月23日に初めて蒸溜されました。
- ロッホインダールはブルイックラディの銘柄ですか。
- はい。ブルイックラディ蒸溜所が2007年11〜12月から造っている、ピート50PPMの原酒の名前です。2015年には蒸溜所自身が2007年蒸溜の瓶詰め(59.5%・500本)を出しており、ほかにも独立瓶詰め業者のボトルが出ています。1829〜1929年にポートシャーロット村にあった同名の旧蒸溜所とは別物です。
- オクトモアのppmはいくつですか。
- 公式FAQは80PPM以上としていますが、値はエディションごとに違います。2002年蒸溜の初回バッチは80.5ppm、17.1は81.0PPM、15.3は307.2PPM、日本で2025年に出荷された16.1は101.4PPMです。