トバモリー・レダイグの違い|ピート2ppmと35ppmの造り分け
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最終更新 2026-09-29
トバモリーとレダイグは、どちらもマル島のトバモリー蒸溜所で造られるシングルモルトです。分けているのは麦芽のピートの強さで、トバモリーはフェノール値が最大2ppmの麦芽、レダイグは最小35ppmの麦芽を使います。
早見表
| 銘柄 | 麦芽のフェノール値 | 名前 | 代表的なボトル |
|---|---|---|---|
| トバモリー | 最大2ppm | 現在の蒸溜所名 | トバモリー12年(46.3%・アメリカンオーク樽) |
| レダイグ | 最小35ppm | 1798年創業時の蒸溜所名 | レダイグ10年(46.3%・バーボン樽)、レダイグ18年(46.3%・バーボン樽とシェリー樽) |
フェノール値は、scotchwhisky.comが載せているトバモリー蒸溜所の麦芽の仕様です。ボトルの度数と樽は公式サイトの表記によります。
トバモリー
蒸溜所と同じ名前を持つ、ノンピート麦芽で造る側の銘柄です。公式ブログも、トバモリーを蒸溜所の名を冠したノンピートのウイスキーと説明しています。
公式サイトのトバモリーの一覧(2026年9月時点)に載る年数表記のボトルは、12年、21年、23〜27年の「ヘブリディアンシリーズ」などです。12年は46.3%で、樽はアメリカンオーク。21年は46.3%でオロロソ樽です。ほかに、トーニーポート樽とオロロソ樽で仕上げた11年(56.4%)、赤ワイン樽で熟成した14年(57.7%)といった高度数の限定品もあります。当サイトにはトバモリー10年のページがありますが、公式サイトの現行一覧に10年は載っていません。
日本の正規輸入元は、一次資料では確認できていません。信濃屋やモルトヤマなどの酒販店が取り扱っており、信濃屋の通販は「トバモリー/レダイグ」を一つのカテゴリにまとめています。
レダイグ
レダイグは、1798年にジョン・シンクレアが創業したときの蒸溜所の名前です。いまはヘビーピーテッド原酒の銘柄名として使われています。
scotchwhisky.comによると、かつてはピーテッドとノンピートの原酒が、レダイグとトバモリーのどちらにも使われていました。1993年にバーンスチュワートが蒸溜所を取得した後、蒸溜を分けて1年のうち6か月をピーテッド、残りをノンピートの生産にあてる体制になりました。同サイトの記述時点では、両方のスタイルを同じ量ずつ造っています。
現在の形のレダイグは、2007年にヘビーピーテッドの10年として発売されました。18年は2014年の発売です。常設の2本はどちらも冷却濾過をせず46.3%で瓶詰めされ、公式サイトでは10年がバーボン樽、18年がバーボン樽とシェリー樽と表記されています。公式の一覧には、リオハ樽で仕上げた「シンクレアシリーズ」(46.3%)や、10年で58.8%の「ヘブリディアンムーン」も並びます。
日本の正規輸入元は、レダイグも確認できていません。上記の信濃屋のカテゴリには、レダイグの名で瓶詰めされた14〜17年のボトルが複数並んでいました(2026年9月時点)。
飲み比べるなら
麦芽のフェノール値の低い順に、トバモリー12年(最大2ppm)、レダイグ10年(最小35ppm)、レダイグ18年と並べると、同じ蒸溜所でピートの有無を変えた原酒を順に比べられます。3本とも46.3%なので、度数の差は入りません。
樽は同じではありません。公式サイトの表記は、トバモリー12年がアメリカンオーク樽、レダイグ10年がバーボン樽、18年がバーボン樽とシェリー樽です。2ppmと35ppmはどちらも麦芽の仕様で、瓶の中のウイスキーを測った数字ではありません。
香りについて、公式ブログはトバモリーを果実味と穏やかなスパイス、レダイグをスモーキーで土っぽい香りと説明しています。
よくある誤解
トバモリーが元の名前で、レダイグは後から付けた名前? 創業時の蒸溜所名はレダイグです。レダイグはいま、ヘビーピーテッド原酒の銘柄名として使われています。蒸溜所名がトバモリーに変わった時期は、Wikipediaとscotchwhisky.comとで1970年代の記述が食い違っており、ここでは年を特定しません。
トバモリーとレダイグは別々の蒸溜所で造っている? どちらも、マル島で唯一のウイスキー蒸溜所であるトバモリー蒸溜所で造られています。
出典
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/1900/tobermory/
- https://scotchwhisky.com/whiskypedia/2057/ledaig/
- https://en.wikipedia.org/wiki/Tobermory_distillery
- https://tobermorydistillery.com/en-us/collections/tobermory-whisky
- https://tobermorydistillery.com/en-us/collections/ledaig-whisky
- https://tobermorydistillery.com/blogs/news/tobermory-vs-ledaig-a-tale-of-two-distinct-single-malt-whiskies
- https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/category/ct888
トバモリー蒸溜所が出している2つの銘柄
マル島のトバモリー蒸溜所は、ノンピートのトバモリーとヘビーピーテッドのレダイグの2銘柄を出しています。分けているのは麦芽のフェノール値で、トバモリーは最大2ppm、レダイグは最小35ppmです。
| 銘柄 | 麦芽のフェノール値 | 名前の由来 | 代表ボトルの樽 | 代表的なボトル | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| トバモリーTobermory | 最大2ppm | 現在の蒸溜所名 | アメリカンオーク樽(12年) | トバモリー12年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
| レダイグLedaig | 最小35ppm | 1798年創業時の蒸溜所名 | バーボン樽(10年) | レダイグ10年 | Amazonで探す広告楽天で探す広告 |
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よくある質問
- レダイグとトバモリーは同じ蒸溜所で造られていますか?
- はい。どちらもマル島で唯一のウイスキー蒸溜所であるトバモリー蒸溜所で造られています。scotchwhisky.comによると、1993年にバーンスチュワートが蒸溜所を取得した後、1年のうち6か月をピーテッド、残りをノンピートの蒸溜にあてる体制になりました。
- トバモリーとレダイグのピートの強さはどれくらい違いますか?
- scotchwhisky.comの仕様では、麦芽のフェノール値はトバモリーが最大2ppm、レダイグが最小35ppmです。どちらも麦芽の値で、瓶詰めしたウイスキーを測った数字ではありません。代表的なトバモリー12年とレダイグ10年は、度数がどちらも46.3%です。
- レダイグという名前はどこから来ていますか?
- 1798年にジョン・シンクレアが蒸溜所を創業したときの名前がレダイグでした。現在の形のレダイグは2007年にヘビーピーテッドの10年として発売され、いまはヘビーピーテッド原酒にだけこの名前が使われています。