ラフロイグの種類|10年からカスクストレングスまで樽と度数を比較

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最終更新 2026-09-30

目次
  1. 早見表
  2. 10年とクオーターカスク
  3. セレクト、ロア、トリプルウッド
  4. 10年カスクストレングスの度数
  5. 買うときに見るところ
  6. 出典

ラフロイグの定番は、元バーボン樽で熟成する10年を基準に、小さな樽で二度目の熟成をするクオーターカスク、複数の樽の原酒を新樽で仕上げるセレクト、7〜21年の原酒を合わせるロア、3種類の樽を順に使うトリプルウッド、加水しない10年カスクストレングスに分かれます。日本で販売するサントリーの商品情報では10年が750ml・43%、セレクトが700ml・40%で、クオーターカスクとロアは700ml・48%で数量限定で発売されました。10年カスクストレングスの度数はバッチにより異なります。

ラフロイグはアイラ島の蒸溜所で、業界誌 scotchwhisky.com の年表では、1815年にアレクサンダー・ジョンストンとドナルド・ジョンストンが建てました。同じ南岸に並ぶラガヴーリン、アードベッグとの比較はキルダルトンの3蒸溜所にまとめています。

早見表

製品樽(公式の説明)度数日本での扱い(サントリー)
10年元バーボン樽で10年43%(日本)。40%の市場もある商品情報に750ml・43%
クオーターカスク元バーボン樽のあと、アメリカンオークのクオーターカスク48%2020年6月に700ml・48%で数量限定発売
セレクトオロロソ・シェリーのバット、元バーボンのクオーターカスクなどの原酒を、アメリカンオークの新樽で仕上げ40%商品情報に700ml・40%。350ml瓶もある
ロア7〜21年の原酒。元バーボン樽、ヨーロピアンオーク、オロロソ・シェリー樽、クオーターカスク48%2019年11月に700ml・48%で数量限定発売
トリプルウッド元バーボン樽、クオーターカスク、大型のヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽の順48%製品情報に見当たらない
10年カスクストレングス内側を焦がした元バーボン樽で10年。加水せずに瓶詰めバッチにより異なる製品情報に見当たらない

蒸溜所の公式サイトの製品ページには、定番品の度数が書かれていません。表の度数は、サントリーの商品情報とニュースリリース、トリプルウッドは業界誌 Whisky Advocate の評価記事(2010年)、カスクストレングスは蒸溜所の各バッチのページによります。サントリーのラフロイグ製品解説のページに載っているのは、10年とセレクトです(2026年9月時点)。

10年とクオーターカスク

蒸溜所の公式サイトは10年を「オリジナルの表現」と位置づけ、元バーボン樽で10年熟成すると説明しています。サントリーは、ラフロイグの貯蔵樽のほとんどが、バーボンの熟成に一度使ったあと最初に詰める「1st.フィル」のバーボン樽だと説明しています。サントリーの商品情報では750ml・43%です。英語版の Wikipedia は、10年の度数を市場によって40%か43%としています。

クオーターカスクは、元バーボン樽で熟成した原酒を、アメリカンオークの小さな樽に移して二度目の熟成をします。蒸溜所は、樽が小さいぶん原酒が木に触れる量が増えると説明し、荷馬でウイスキーを運んだ昔の習慣に着想を得たとしています。業界誌 scotchwhisky.com の年表では、発売は2004年です。

サントリーは2020年4月の発表で、クオーターカスクをファーストフィルバーボン樽を小さく作り替えた樽とし、容量約500Lのバット樽・パンチョン樽の4分の1、約125Lと説明しています。同社はこのとき、700ml・48%の「ラフロイグ クオーターカスク」を2020年6月2日から数量限定で発売しました。樽の大きさはウイスキー樽のサイズで比べています。

セレクト、ロア、トリプルウッド

セレクトについて、蒸溜所は最も親しみやすいウイスキーと位置づけています。マスターディスティラーがオロロソ・シェリーのバット、ファーストフィルの元バーボンのクオーターカスク、ペドロ・ヒメネスのシェリー・ホグスヘッド、元バーボン樽で熟成した原酒を選び、新樽のアメリカンオークで仕上げるという説明です。Whisky Advocate は2014年秋号の評価で度数を40%と記しています。サントリーの商品情報は700ml・40%で、350ml瓶もあります。サントリーも、ヴァージン・アメリカンオーク樽で後熟すると説明しています。

ロアは7年から21年熟成の原酒を合わせた製品で、蒸溜所は定番の「アイコニック」の一本としています。業界誌 The Spirits Business は2016年3月、ロアが48%でドイツ、英国、東南アジア、米国、カナダ、北欧に向けて発売されると報じました。日本では、サントリーが2019年9月の発表で、2016年から毎年数量限定で発売していると説明し、この年は700ml・48%で11月5日に発売しました。同社はこの年の中味について、ヨーロピアンオークの新樽で熟成したあとファーストフィルバーボン樽に移した二度熟成の原酒をはじめ、数種の原酒をヴァッティングし、バーボン樽で後熟させたとしています。

トリプルウッドは、元バーボン樽、小さなクオーターカスク、大型のヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽の順に熟成します。公式のテイスティングノートの色の欄には「ナチュラルカラー」と書かれています。scotchwhisky.com の年表では、登場は2008年です。

10年カスクストレングスの度数

10年カスクストレングスは、内側を焦がした元バーボン樽で10年熟成した原酒を、加水せずに瓶詰めします。蒸溜所の各バッチのページによると、度数はバッチ13が57.9%、バッチ15が56.5%、バッチ16が58.5%、バッチ17が58.3%です。蒸溜所は、樽から出した原酒をろ過して焦げた木片を取り除き、冷却ろ過はしないと説明しています。加水しない瓶詰めの意味はカスクストレングスとはで扱っています。

同じ10年からの派生品に、10年シェリーオークフィニッシュがあります。ラフロイグが2021年4月5日に米国で出した発表によると、10年をヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽で12〜18か月仕上げて48%で瓶詰めし、数量は世界で4,450ケースです。

買うときに見るところ

  • 容量と度数:サントリーの商品情報の10年は750ml・43%です。700mlや40%と書かれた10年は、サントリーの現在の表示とは仕様が違います。
  • 「正規」「並行」:国内の通販には、商品名に「正規」「並行」を添えたものがあります。容量と度数がサントリーの商品情報と一致するかが手がかりになります。
  • バッチ番号:10年カスクストレングスは Batch No. ごとに度数が違います。同じ商品名でも、バッチ番号と度数を見比べます。
  • 年数表記:年数があるのは10年、10年カスクストレングス、10年シェリーオークフィニッシュで、クオーターカスク、セレクト、ロア、トリプルウッドには年数表記がありません。ロアの「7〜21年」は蒸溜所の説明で、ラベルの年数表記ではありません。
  • 表記ゆれ:サントリーは「クオーターカスク」と書きます。通販では「クォーターカスク」とも書かれます。

出典

  • https://www.laphroaig.com/whiskies/10-year-old
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/laphroaig-quarter-cask-single-malt-scotch-whisky
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/laphroaig-select-single-malt-scotch-whisky
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/laphroaig-lore-single-malt-scotch-whisky
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/iconic/triple-wood
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/10-year-old-cask-strength-batch-13
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/10-year-old-cask-strength-batch-15
  • https://www.laphroaig.com/whiskies/10-year-old-cask-strength-batch-16
  • https://www.laphroaig.com/whisky-stories/10-year-old-cask-strength-batch-17
  • https://www.prnewswire.com/news-releases/laphroaig-unveils-10-year-old-sherry-oak-finish-301261516.html
  • https://www.suntory.co.jp/whisky/laphroaig/products/
  • https://www.suntory.co.jp/whisky/laphroaig/process/
  • https://products.suntory.co.jp/d/5010019640253/
  • https://products.suntory.co.jp/d/5010019637529/
  • https://products.suntory.co.jp/d/5010019638106/
  • https://www.suntory.co.jp/news/article/13697.html
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000042435.html
  • https://www.suntory.co.jp/news/article/13553.html
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000042435.html
  • https://www.thespiritsbusiness.com/2016/03/beam-suntory-introduces-laphroaig-lore/
  • https://whiskyadvocate.com/Laphroaig-Select-40
  • https://whiskyadvocate.com/Laphroaig-Triple-Wood-48
  • https://scotchwhisky.com/whiskypedia/1875/laphroaig/
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Laphroaig_distillery

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よくある質問

ラフロイグ10年とクオーターカスクの違いは何ですか。
樽と度数が違います。蒸溜所によると、10年は元バーボン樽で10年熟成し、クオーターカスクは元バーボン樽で熟成した原酒をアメリカンオークの小さな樽に移して二度目の熟成をします。サントリーの商品情報では10年が750ml・43%で、クオーターカスクは2020年に700ml・48%で数量限定で発売されました。クオーターカスクには年数表記がなく、サントリーはその樽の容量を約125Lと説明しています。
ラフロイグ10年の度数は40%と43%のどちらですか。
日本で販売するサントリーの商品情報では、10年は750ml・43%です。英語版のWikipediaは、10年の度数を市場によって40%か43%としています。通販で700mlや40%と書かれた10年は、サントリーの現在の表示とは仕様が違います。
ラフロイグ10年カスクストレングスの度数は何%ですか。
バッチにより異なります。蒸溜所の各バッチのページでは、バッチ13が57.9%、バッチ15が56.5%、バッチ16が58.5%、バッチ17が58.3%です。バッチ13・15・16のページは、内側を焦がした元バーボン樽で10年熟成し、加水せずに瓶詰めすると説明しています。

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